塩谷 遥(桐朋学園大学音楽学部2年)

 

今回初めてミュンヘン国際音楽セミナーに参加させていただきました。私はシェーファー先生とベッケラー先生お二人に2回ずつレッスンして頂きました。「上手に弾くのではなく本当の音楽を奏でる人に」という言葉に大変魅力を感じこのセミナーへの参加を決めたのですが、レッスンでは毎回新たな発見があり、その作品の奥深いところにある魅力やそれを奏でる真の楽しさを心から感じることができ、私にとって本当に濃密で充実した1週間となりました。


シェーファー先生は、作品の細部の音の紡ぎ方から音楽全体の捉え方までお教え下さり、大変エネルギッシュなレッスンをして下さいました。先生が弾いて下さるのを間近で聴かせて頂き、言葉にできない感動を味わい、そして何より先生のご指摘によって自分の演奏が変わっていくのを実感出来たことがとても嬉しかったです。ベッケラー先生には響きの広げ方、立体的な音楽を構築していくうえで必要な音色の出し方などを丁寧にご指導いただき、これから自分の課題とどのように向き合っていけば良いのかが段々に私の中で明確になっていくような、そんな大変魅力的なレッスンをして頂きました。


また、セミナー中には初めてホームステイをさせて頂きました。不安な気持ちを抱えて出発しましたが,お世話になったDobmaier ご夫妻はとても親切な方で、優しく私を迎え入れて下さり、1週間があっという間で本当に楽しく過ごすことができました。この経験は私にとってかけがえのない貴重なものとなりました。文化や生活、考え方の違いを肌で感じ取ることができた事はもちろんですが、毎日私に沢山話しかけて下さり、ミュンヘンの事を教えてくださった事、サイクリングをして公園に連れて行って下さった事、ホームパーティーで私の演奏を聴いて下さった事… そして何よりDobmaier ご夫妻との毎日の会話が本当に楽しくて、すべてが良い思い出となり、感謝の気持ちでいっぱいです。


最後になりましたが、今回このような素敵な機会を与えてくださった小長様,様々な面でサポートして下さった朝島様には心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。