渡邉 咲季(桐朋学園大学音楽学部3年)

私は今回初めてミュンヘン国際音楽セミナーに参加させていただきました。海外に行くことが初めてであったため、行く前は不安が多々ありましたが、大変充実した日々を送ることができ、良い経験となりました。

私はシェーファー先生とベッケラー先生に2回ずつレッスンを受けました。ベッケラー先生には主にMozartを見ていただき、先生の音の美しさに大変感動しました。初めは一生懸命になって弾いていたMozartでしたが、先生の脱力や手の使い方の指導で自分の演奏が自然になり、音が柔らかくなったことを実感しました。また先生の穏やかでユーモアがあり、品のある雰囲気のおかげで、始終気持ちよくレッスンを受けることができました。
シェーファー先生には大変エネルギッシュなレッスンをしていただき、特にDebussyが印象に残っております。私はフランスの近現代作品に苦手意識があり、よく分からず自信のない状態で弾いておりましたが、先生のセンスあるお話や表現のおかげで曲の場面が明確に想像しやすくなり、また曲の特徴を捉え、表現を工夫して曲の魅力を伝える楽しさを改めて感じました。

セミナー期間中は友人と2人でホストファミリーにお世話になり、本当に親切にしていただきました。言語がうまく話せない私に優しく分かりやすく話してくださり、ドイツの文化など様々なことを教えてくださいました。また一緒に観光地を巡り、自然や歴史に触れることができました。今回レッスンやホームステイを通して感じたこと、見たもの、聞いたことをこれからの演奏に活かし、またドイツに行けたらと思います。

最後になりましたが、このような素晴らしい機会を与えてくださり、サポートをしてくださった小長さん、朝島さんには本当に感謝しております。ありがとうございました。