杉野 沙瑶子(桐朋学園大学音楽学部4年)

このセミナーに参加させていただくのは、今回で2回目です。

前回よりもさらに実りのある、また、音楽を通して自分自身で感じる充実感が、とても大きかった1週間でした。
今回私は、シェーファー先生に3回、ベッケラー先生に5回レッスンしていただき、バロック、古典派などを中心にみていただきました。シェーファー先生に、バッハのイタリア協奏曲をみていただいた際に先生がおっしゃった、「この時代の曲には、強弱もアーティキュレーションもほとんど何も指示が書いてないよね。何も書いてないと怖くなるよね。でも、"音楽は自分で作るもの"なんだよ。」というお言葉は、これからも忘れずに、ずっと自分の胸の中にとどめておきたいと思います。

ベッケラー先生には、モーツァルトのヴァリエーションで、“音で喋る”ためにはどうすると良いのか、たくさんのアドバイスをいただきました。身も縮こまらせて、自分という籠の中だけで鳴っている私の小さな音楽が、自然にどんどん開放されて変わっていくのを、自分自身で感じることができました。

そして今回、修了コンサートの他に、前回の夏のセミナー時にもお世話になり、今回もホームステイをさせていただいた、Happさんのお宅で行われたサロンコンサートや受賞者コンサートという場で演奏させていただいたことは、私にとってとても素晴らしい経験となりました。なによりも、聴衆の方々が温かな心で、自分の演奏を聴いてくださっているのだなと感じることができ、自分の演奏が良くも悪くも、本当に温かな拍手をくださって、もっともっと良い演奏ができるようになりたいな、と前向きになれるパワーをくださいました。このような、たくさんのコンサートで弾かせていただく機会をくださった小長様、たくさんのサポートをしてくださり、そして励ましの言葉もくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。様々な面でサポートしてくださった朝島様、そしてスタッフの皆様、本当にありがとうございました。

大好きな街、ミュンヘンでまた勉強できるよう、前向きに、ひたむきに日々精進していきたいと思います。