小池星花(桐朋学園大学音楽学部2年)


ずっと行きたいと思っていた初めて訪れたドイツで、今回初めてこのミュンヘン国際音楽セミナーに参加させて頂きました。期間中は今までの参加したセミナー以上に、とても充実した密度の濃い毎日でした。


当初レッスンは4回の予定でしたが、シュナイダー先生のレッスンはとても丁寧で、持ち曲全て見て頂くには4回では足りなくなってしまい、現地で無理をいってレッスンを1回増やして頂きました。本当に有難う御座いました。


今回最も印象に残っているのは、バッハの無伴奏ソナタ第1番のレッスンです。私が弾いていたものと全く違う感じ方のアーティキュレーションをおっしゃり、今まで曖昧だったバッハの全体像が明確になりました。最初にバッハを持っていったレッスンの最後に、先生の使用している楽譜を渡され、指使いや弓使いなどを書き写すように言われ、次のレッスンにもう一度持ってくるように言われました。間にオフ日があったのが幸いでしたが、なんとか先生の仰ったバッハを掴もうと必死でした。その甲斐もあり、次のレッスンでは褒めて頂き、修了演奏会でも弾かせて頂きました。シュナイダー先生は、バッハの論文を書き、CDも出していると伺ったので、先生のもとでバッハを全曲勉強したいと思いました。また、全ての曲において、先生は弾きやすい指使いをたくさん教えて下さいました。


初めてのホームステイで不安はありましたが、ホストマザーのFrau Orozcoはとても優しい方で、暖かく迎えて頂き本当に感謝しています。お家の周りが全て住宅地で、小さい子がいる家庭が多いらしく、集合住宅の至るところに小さい公園があり、昼間は子供たちの遊ぶ楽しそうな声が聞こえました。家の近くに湖や森があり、レッスン後に散歩したりもして、とても快適で空気が 気持ち良かったです。また、大好きなミュンヘン・フィルを聴く機会もあり、市場にも行ってみたりして、とても素敵な街だなと実感しました。異国という緊張 感は全くなく、ミュンヘンに馴染んでしまい、心の底からここに住みたいと思いました。


今回お世話になった伴奏して下さった平野さん、小長さん、朝島さん含め友の会の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。ピアノの留学している先輩方や新しい 友達とも交流ができて、いろんな話が聞けて発見がたくさんありました。この5日間を糧に、ドイツ語をもっと身に付け、受験頑張りたいと思います。ありがとうございました。