中島詩織(エリザベト音楽大学大学院修士課程1年)

 

今回、このミュンヘン国際音楽セミナーは私にとっての初めての海外セミナーでした。

 

ベッケラー先生のレッスンで、私はベートーヴェンのソナタとシューマンの作品をみていただいたのですが、今まで自分で思い浮かばなかったようなペダリング、腕や手の使い方によって音色が全然違うことに驚きました。今までも音色の変化について色々と悩んでいたので、大きなヒントを頂きました。これを絶対習得して場面によって使い分けられるようになりたいです。また、ベッケラー先生は、楽譜から読み取れる、精神的なイメージや話し方などに繋げてお話してくださるので、楽譜をただ理論的に見るのではなく、そこまで読み取ることでより人の心に響く説得力のある音楽が演奏できるんだな、と思いました。

 

シェーファー先生のレッスンでは、リストとラヴェルの作品をみていただきました。ラヴェルでは、曲に対する私のマイナスな不安な気持ちだったり、弾けなかったらという恐怖心がすぐにバレてしまいました。弾く本人が心豊かに演奏しないと聴いている側は全然音楽を楽しむことができません。シェーファー先生は聴いている方を、楽しませたり気分を高揚させる音楽の運び方を教えて頂いたように思います。けどそれは決して自分本意ではなく、楽譜の記号などから作曲者が考える効果をしっかり読み取って自分なりに解釈し演奏しないといけません。レッスンではそのヒントを色々と教えて頂きました。

 

この1週間は私にとってとても貴重な日々でした。レッスンはもちろん、ホームステイをさせて頂いたことにより、ドイツの人々の暮らし、生き方を少しでも垣間見ることができて、音楽だけでなく、生き方や、自分自身についてなど様々考えさせられることがたくさんありました。

 

この経験を活かして成長できるように頑張りたいと思います。

 

ありがとうございました。